会計の基礎知識

会計の基礎知識と言っても、会計を意味する範囲が広すぎて、もちろん一言で表せるものではないです。

一般的には、お店でお金を支払うときに、「お会計お願いします!」という言葉のイメージが強いのではないでしょうか。

この場合の会計は、「ビール一杯500円、枝豆一皿300円、冷やしトマト一皿300円、合計1,100円です」というモノです。

お客さんが、何をオーダーして、いくら支払わなければならないのか?、を表す行為です。

会計とは、つまり、人がどんな取引をしたのか?を数字を用いて表す行為を指します。

 

会社の会計

目的

会社の場合、会計の目的は大きく分けて二つあります。

一つ目の目的は、利害関係者への報告及び説明です。

会社は、日々会計を行い、最終的には決算書を作成します。

決算書とは、1年間の売上や経費などを集計し、1年間でどれぐらい儲かったのか、決算時点で資産や負債はどれぐらいあるのか等を記載した書類です。

基本的には、決算書を示し、利害関係者へ報告や説明をします。

上場企業の場合は、決算書の他に、有価証券報告書などを作成して、株主へ報告をしています。

中小企業の場合も株主への説明責任はありますが、社長とその親族が株主であるケースが多く、株主よりも他の利害関係者への報告がメインであることが多いです。

株主以外の利害関係者には、借入をしている金融機関や主要取引先などがあります。

それ以外では、税務申告の際に、決算書を添付することとなっています。

二つ目の目的は、その会社自身が、自分の成績や状況を見るためです。

大企業はともかく、中小企業では、経営者が数字の裏付けなく、経営判断をしてしまうことがあります。

儲かると思って受けた仕事が、なんらかの事情で赤字になることもあります。その赤字の原因が分かっていれば、次に生かせます。しかし、「なんとなく儲かってない」では、何を改善すればよいか分からないため、次も同じ失敗をするかもしれません。

また、どれぐらいの売上を上げれば、従業員の給料や事務所の家賃などの固定費を支払えるか?なども考える必要があります。

いろんな経営上の判断をするに当たって、会計が役に立つのです。

 

具体的な会計処理

基本的には複式簿記のルールに基づいて、会計の処理をしていきます。

会計の処理をする際に、勘定科目を何にしてよいか分からないと、ご質問を受けることがあります。

勘定科目は、ある程度決まってはいますが、何より大事なのは会社のルールを作ることです。

例えば、ガソリン代は「旅費交通費」「車両費」「燃料費」などで処理されますが、その時々で、旅費交通費にしたり、車両費にするのは、良くありません。

ガソリン代は旅費交通費で処理する、というルールを作りましょう。

また、勘定科目は何にするか?というのは、「点」の話ですが、会計は「線」で見る必要があります。

会社の活動は、ずっと続いていて、それぞれの勘定科目という「点」が繋がって「線」となります。

会計を「線」で見るには、簿記の知識とある程度の経験が必要となります。

 

最後に

会計の話をしようと思えば、まだまだあります。

ただ、一度に色んなことを理解しようとしても難しいし、無理です。

本を読むことも良いと思いますが、なにより分からないことが出た時点で調べ、考える習慣を付けることで、身についてくるのではないでしょうか。